MX(自動化)から、DX(デジタル化)という次のステージへ
arikawaが取り組んだ「小人の靴屋プロジェクト」では、工場自動化による業務の改善だけではなく、仕事を取り巻く環境や、そこで働く社員の意識を大きく変える事に成功しました。そこで手応えを掴み、次なるステージとして「巨人の肩プロジェクト」をスタートさせました。このプロジェクト名は、『巨人の肩の上に立つ』という、過去の蓄積や先人(=巨人)たちの知見(=肩)を足場に、より遠くの未来を見据えるという意味の比喩に由来としています。
このプロジェクトは、自動化で得たノウハウを基盤に、AI・3D技術などの最先端のデジタル技術を融合させ、業務全体のDXを加速させていくという構想のもとスタートしました。なぜDXが必要なのか。理由は、自動化だけでは断片的な改善にとどまり、全体の最適化に至らないからです。設計から製造、検査、経営判断までを一貫したデータでつなぎ、断片的な効率化ではなく全体をつなぐ改革を意識することで、企業に真の競争力が生まれるという考えです。
さらに、DXは新たな価値創出の源泉でもあります。効率化を行う事で、事業全体を俯瞰的な視点で見渡し、戦略を立てる事にリソースを配分します。それによって、既存の事業の延長線上ではなく、新しいサービスやビジネスモデルを生み出すことが可能になり、企業の持続的な成長にもつながるのです。
3Dオフィスを中心としたデジタル化の試み
「巨人の肩プロジェクト」でも「小人の靴屋プロジェクト」で得た知見をもとに、他企業との連携に積極的に取り組んでいます。成長スピードの加速と事業のスケールを自社だけでまかなうのではなく、他社の強みを取り入れることで変革を加速させています。「巨人の肩プロジェクト」の最初の取り組みとして、3Dデジタル空間を活用し、今までにない新たな3DオフィスをWeb上に構築しました。
airoo合同会社が開発した革新的なAI・3D技術を活用し、フォア株式会社をブランド監修として、arikawaの新たなオフィスが3D空間上に構築されました。この特別な3D空間は、一般的な3D空間と異なり、高精度・超軽量であり、あらゆるデバイスのブラウザからアクセスできるという特性を持ちます。この技術を活かす事で、企業から個人まで多くの方に向けて、arikawaの理念や世界観を十二分に伝達できる場を用意する事に成功しました。
3D空間により、遠隔地にいる従業員や顧客、求職者が、オンラインで臨場感のある企業体験が可能になりました。今後、研修や製品展示、オンライン販売など、活用の場を広げていき、arikawaの新たなビジネスの場として展開していきます。
「巨人の肩プロジェクト」の他にも、デジタル化の取り組みとして、株式会社INDUSTRIAL-X・ナカタケテック株式会社と、ChatGPTとOffice365を組み合わせた業務改善アプリの開発を進めています。これまで紙で行っていた報告業務をAIがサポートすることで、業務の効率化と知識共有を同時に実現します。いずれの取り組みも、単なるツールの導入ではなく「どのように、人とデジタルが共存し、新たなものづくりを実現できるか」に焦点を当てた取り組みです。
中小企業だからこそ挑める未来のものづくり
arikawaが目指すのは、人とデジタルが融合する創造性のある未来のものづくりです。限られた人員と資源の中で、いかに迅速に実行力をもって進められるかに重きを置いています。ロボットがルーティン作業を担い、AIが効率化と補助を担い、人は創造的な仕事に集中する。そのようなものづくりのあり方を、arikawaは着実に形にしています。
デジタルとリアルを組み合わせ、場所や時間に縛られない働き方を実現する。こうした柔軟性こそが、多様な人材を惹きつけ、新しい発想を呼び込む原動力になります。arikawaはこれまでの改革に甘んじる事無く、新たな取り組みを企画・実現して参ります。立ち止まらない事が、arikawaのかかげる『ものづくりの未来』につながると信じています。
DX
巨人の肩プロジェクト
また、関連プロジェクトとして、最先端のAI/3D 技術等を活用して、製造業の本格的なデジタル化 (DX) を実現する『巨人の肩プロジェクト』を行っています。
自動化 (MX)・デジタル化 (DX)・脱炭素化 (GX) など、製造業に関する新たな取り組みに果敢に挑戦し、自社の企業価値を高め続けると共に、蓄積されたノウハウを製造業界全体に波及させることで、製造業を変革させ、モノづくりの未来を実現します。
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